【熱中症と熱射病】違いを徹底解説! 症状や原因、予防方法は?

【熱中症と熱射病】違いを徹底解説!
症状や原因、予防方法は?

今回は、暑くなってくるこれからの季節に気をつけたい、熱射病と熱中症についてとそれぞれの違いについて解説していきます。

熱射病と熱中症は、どちらも暑い環境下での健康被害ですが、異なる疾患です。

混同しやすい2つの症状ですが、性質の異なる症状ですので、この記事を通してしっかりと学んでいただけたらと思います。

熱中症とは何か?

熱中症は、高い気温の下で起きる全身障害の総称です。

主に高温環境下での過剰な体温上昇によって引き起こされる疾患であり、体内の水分や電解質の喪失によって、体調不良を引き起こします。

 

熱中症には、以下のような症状があります。

  • 頭痛、めまい、吐き気、嘔吐
  • 体力の低下
  • 意識障害、けいれん、昏睡

早期の発見と対処が必要です。

 

熱中症は、主に以下のような場所で発生することが多いです。

  • 屋外でのスポーツ、運動
  • 屋外での作業、農作業、建設現場、工場などの労働現場
  • 熱風呂、サウナ、車内滞在など

熱射病とは何か?

熱射病は、熱中症の中に分類される障害の1つです。

高温環境下での過剰な熱の蓄積によって引き起こされる疾患であり、体内の熱の放出が追いつかず、体温が急上昇することが特徴的な症状です。

熱射病には、主に以下のような症状があります。

  • 高熱による頭痛、めまい、吐き気、嘔吐
  • 体温の急激な上昇
  • 意識障害、けいれん、昏睡

熱射病は、重症化すると死に至ることもあるため、早期の発見と対処が必要です。

熱射病は、主に以下のような場所で発生することが多くなっています。

  • 農作業、建設現場、工場などの労働現場
  • マラソン、トライアスロンなどのスポーツ競技
  • 長時間にわたる車内滞在など

夏場にかけては、かなりリスクの高くなる症状ですので、十分に注意が必要です。

熱射病と熱中症の違い

熱射病は、熱中症障害の中の1つに分類され、似たような障害ではありますが、症状や原因に違いがあります。

原因の違い

熱射病は、過剰な熱の蓄積によって引き起こされる疾患であり、主に長時間にわたる強い日差しや高温の環境下で発生することが多いです。

一方、熱中症は、過剰な体温上昇によって引き起こされ、主にスポーツや運動などの活動中に発生することが多いです。

症状の違い

熱射病は、体温が急上昇することが特徴であり、意識障害やけいれん、昏睡などの重篤な症状が現れることがあります。

これは、熱が身体内部で過剰に発生し、身体が正常な温度を維持できなくなるためです。

一方、熱中症は、めまいや吐き気、頭痛などの症状が現れることが多く、身体が疲れやすくなるという特徴があります。
これは、身体が水分や塩分を失い、体力が低下したために起こるものです。

予防方法の違い

熱射病と熱中症は、両方とも暑い天候下で発生する熱関連疾患ですが、予防方法は異なります。

熱射病は、熱の蓄積を防ぐことが重要ですが、そのためには、水分補給、適切な休憩、遮光具の装着などが効果的です。

ただし、これらの対策だけでなく、運動の強度や時間にも注意する必要があります。
一方、熱中症の予防には、体温上昇を防ぐことが重要です。

水分補給や塩分の補給、適度な休憩、適切な着衣などが有効ですが、加えて、冷房の利用や涼しい場所での過ごし方、適度な運動量などが助けになります。

また、熱中症の前兆に気づくためにも、体調や状況に敏感になることが大切です。

まとめ

熱射病と熱中症は、どちらも高温環境下で発生する疾患ですが、症状や原因に違いがあります。
とはいえ、熱射病自体が熱中症の障害の一部であることから、症状や予防法に共通している部分も多々あります。

2つの違いを理解しつつ、状況に応じて適切に見極められるようにしましょう。
また、どちらの疾患も、早期の発見と対処が非常に重要です。

死に直結するリスクもあることから、ご自身はもちろん、体温調節が苦手な小さな子どもがいるご家庭などでは、十分に気をつける必要があります。

この他にも、熱射病や熱中症になり、回復したにも関わらず体のだるさなどの何かしらの症状が続く場合は、自律神経に影響を与えている可能性もあります。

熱射病、熱中症後の障害自体はもちろん、後遺症にお悩みの方は、ぜひ一度「ひふみ整体」までご相談ください。

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それに加えて、普段の生活におけるアドバイスを行わせていただくことで、患者様と二人三脚で症状の緩和に努めます。

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